麻素材でのぼり旗を作るメリットでは、その強度が高い点が挙げられます。
天然繊維の中で最も丈夫である為、その歴史においては鎌倉時代から室町時代において、
兜や鎧の裏布に使われていました。
そして水に濡れることで強度が増す(だいたい強度が60%アップする)ところもポイントです。
仕組みとしては、水分を吸うと繊維が膨張して密着する事で強度が増すことになります。
中でもラミーの場合は、最も高い強度を持っています。
よってのぼり旗を長く使う事に向いた素材になっています。
またリネンの場合は洗濯に強い素材であり、細菌の発育や増殖を阻止すると言った特徴があります。
中にペクチンという成分があり、表面をコーティングしてくれるので
汚れを弾く効果があります。
さらにその結果、匂いがしにくいので防臭効果も期待できます。
他としては白い色のリネンになると、洗えば洗うほど白くなる特徴があります。
弾力性があまりない素材であるため、シワになりにくい(一方ラミーはリネンよりも繊維が
太いので逆にシワになりやすくなります)のも利点となっています。
のぼり旗として使用する場合は、高級感がある点もメリットとして挙げられます。
中でもラミーのケースとなると、絹のような光沢がある作りとなります。
リネンはラミーの次となっていますが、こちらは洗濯するほど素材にコシがなくなることによって柔らかさが出てきます。
よって麻素材でのぼり旗を作るならば、強度の高さを重点に置くことが向いています。