古式ゆかしい和菓子屋さんの風情というのはとてもいいものです。
春、桜餅の季節は和菓子屋さんののぼりで感じるという人も少なくはないのでしょうか。
例えば春、春といえば桜餅。
桜餅ののぼりがはためく様子はまさに季節の風物詩。
甘い香りを思い起こして、食欲をかきたてる役割を果たしてくれます。
そしてついついお店の中へとお客様を誘ってくれるのです。
一本の桜餅ののぼりというのも風情がありますが、何本も立ち並ぶ様子というのはこれまた格別なものがあります。
本物の桜並木を思い起こし、お店の前を通るお客様に春の訪れを伝えてくれます。
もともとのぼりは戦国武将たちが使ったものなので「和」のテイストそのもの、和菓子屋さんのお店のイメージを壊すことがありません。
取り扱いや出し入れも簡単なので、スタッフの負担も小さく、手軽に季節感を演出してくれます。
和の心と季節感を大切にする和菓子屋さんにとって、品よく季節の和菓子をアピールするために、のぼりは欠かせないものとなっています。
中にはのぼり旗を安っぽいツールだと思われている方もいるようですが、
全くそんなことはありません。
そもそも、のぼり旗の歴史を辿れば、古くから残っているお菓子屋さんだからこそ
のぼりとの相性がピッタリだとも言えるのです。
デザインの考え方や使用する生地、染め方によってその安っぽいという印象が
真逆にもなりますので、ぜひ活用を検討してみてください。